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直筆サイン画像 1911.7月 ブエノスアイレス

trcard01m.jpg ティッタ・ルッフォの直筆サインはネットを探すとけっこうな数が出てきます。その中でもこれは、あれこれ想像を膨らませることができて面白い。

 ブエノスアイレスのバランカス・ベルグラーノ公園のポストカードなのですが、下の余白にJulio 1911(1911年7月)と書いてあります。

 ルッフォの筆跡とは違うので、おそらくはサインを貰った人が記念に記入したものでしょう。

 当時34才のルッフォは、ブエノスアイレスで何をしていたのでしょうか?

 自伝の年表を開いてみますと……ルッフォは1911年5月から8月中旬までの間、ブエノスアイレスのコロン劇場に出演していました。

 7月は《ドン・カルロ》5回と《西部の娘》4回。ロドリーゴとジャック・ランス、それぞれ初役だったようです。

 想像ですが、このポストカードの主はブエノスアイレスに旅行で来ていて、コロン劇場でルッフォを聴き、大感激して出待ちしてルッフォのサインを貰った……ということでしょうか(笑)
 表の宛名に「マリア」とあったので、奥さんかな?
「今話題のルッフォだぞ~!!」なんて感じだったのかもしれません。

 余談ですが、この年のコロンでは初役が多いです。5月に《タイース》のアタナエル。また、8月には《エフゲニー・オネーギン》のオネーギンも初役で歌っています(何語で歌ったんだ?)! 
 ちなみにオネーギンはアルゼンチン初演だそう。

 こんな短期間に初役を4つも……! ちょっと、いや、かなり驚きです。

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コメント 5

Basilio

こちらでは初めてですね、今後ともよろしくです^^

ルッフォとはまた暑苦しそうなオネーギンですねwww
ちなみにうちにあるアリア集でガッロが歌ったオネーギンはまるっきりイタオペでわらけてきます…
by Basilio (2014-01-14 00:17) 

しま

Basilioさん
ありがとうございます。こちらはあまり更新しないかもですが、これからも宜しくお願いします。

ガッロのオネーギンですか!
オネーギンって、すごい感動するか笑けるか、両極端に分かれる気がします。
by しま (2014-01-14 14:35) 

Basilio

オネーギンはいろんなこと言っても土臭い作品なので、そこにはまるかはまらないかで大分印象が変わりますよね^^;

しかしフルラネットのグレーミンの方が更に笑える。。。www
by Basilio (2014-01-15 10:30) 

しま

Basilioさん
「土臭い」!なるほど。そう言われてみれば確かにそんな気が…。

>フルラネットのグレーミン
なんか楽しそう…てゆか精力みなぎってそう…ww
何盤ですか?
by しま (2014-01-17 15:23) 

Basilio

土臭さは露ものの命ですから(笑)
オネーギン以外でもイーゴリ公とかボリスとか土臭さがないと。

>フルラネットのグレーミン
精力漲ってますwww
バレンボイム盤でオネーギンはマッテイです^^
by Basilio (2014-01-30 09:20) 

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